ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は9月2日午後2時、金融政策決定会合の結果を発表する。市場では政策金利(OCR)を現行の2.50%から2.75%へ0.25%引き上げるとの見方がほぼ確実視されており、国内主要行のエコノミストチームはいずれも利上げを予想している。
準備銀行は昨年11月から据え置いていた金利を7月8日に2.25%から2.50%へと引き上げた。利上げは2023年5月以来で、長らく続いた利下げ局面からの明確な方向転換となった。背景には、6月四半期の年間インフレ率が4.1%と目標圏(1〜3%)を大きく上回っていることがある。中東情勢の緊迫で輸送コストなどが押し上げられたほか、国内要因によるサービス価格の上昇も根強い。
7月会合の声明で委員会は「今後の会合でさらなる利上げの可能性が高い」と踏み込んでおり、市場は9月と12月の連続利上げを経て年末までにOCRが3.00%前後に達すると見込む。利上げが実施されれば住宅ローン金利の上昇圧力が一段と強まり、家計や企業の借入負担に波及する。今年2月に就任した新総裁の下での舵取りが引き続き注視される。
