統計局(Stats NZ)は10月22日、9月四半期の年間インフレ率が3.7%になったと発表した。6月四半期の4.1%から低下し、銀行系エコノミストの予想(3.7〜4%)の範囲内に収まった。
年間の上昇を最も押し上げたのはガソリン価格で、前年比19.1%上昇した。燃料を除けば年間のインフレ率は3.2%になるという。このほか、電気料金、地方自治体の固定資産税(レーツ)、国際航空運賃なども物価を押し上げた。
ただし、今回の低下は一時的との見方が強い。ASBのマーク・スミス氏は、燃料、航空運賃、建設コストを背景に、第4四半期には4.5%まで再び上昇すると予測している。市場では、ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が政策金利(OCR)を0.25ポイント引き上げて3%にするとの見方も織り込まれている。
家計への負担が続くなか、物価高は総選挙の主要な争点のひとつでもあり、各党の経済政策に注目が集まりそうだ。
