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国際線航空運賃が前年比21.5%上昇 燃料高と中東情勢が影響、それでも旅行需要は堅調

ニュージーランド統計局の最新データによると、8月までの1年間で国際線の航空運賃が21.5%上昇した。燃料費や航空関連コストの上昇が運賃を押し上げているが、海外旅行への需要は依然として根強い。

航空業界団体のサイモン・ウォレス最高経営責任者は、イラン情勢に伴うジェット燃料価格の高騰が最大の要因だと指摘。燃料価格は今年3〜4月の水準近くまで戻っており、2025年の約2倍に達しているという。さらに民間航空局の賦課金や航空管制関連の料金、空港の着陸料などもインフレ率を大きく上回るペースで上昇しており、運賃高騰の一因になっていると説明した。

特に値上がりが大きかったのは欧州とアジア方面の路線。ウォレス氏によれば、欧州に向かうニュージーランド人旅行者の約3分の1はエミレーツ、エティハド、カタールなど中東系の航空会社を利用しており、2〜3月以降の中東情勢の影響でこれらの座席供給が減っているという。

それでも旅行熱は衰えていない。7月までの1年間に帰国したニュージーランド居住者は309万人で、前年から3万2000人増加した。ただし7月単月では31万7000人と、前年同月を5000人下回った。旅行代理店協会のジュリー・ホワイト最高経営責任者は「売上は約1.5%増え、2019年の水準に戻っているが、取引件数はやや減っている」と述べ、利用者がお得なプランを探して旅行先を変え始めていると分析。競争が激しく座席数も多いクック諸島(ラロトンガ)などが人気を集めているほか、5つ星ホテルを4つ星やアパートタイプに切り替えるなど、現地での出費を抑える動きも見られるという。