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This is where I belong. ― 自衛隊からテカポへ、星が導いた人生の選択

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This is where I belong. ― 自衛隊からテカポへ、星が導いた人生の選択

岩手の田舎で育ち、幼い頃から星空を見上げることが好きだったReikaさん。

 

高校卒業後は陸上自衛隊に入隊し、13年間勤務。その後31歳で日本を離れ、オーストラリア、そしてニュージーランドへ渡りました。

旅行で訪れたテカポで感じたのは、

“This is where I belong.”

という、理由のない確信。

「ここに住む。ここで星空ガイドになる。」

その思いを現実にし、現在はトワイゼルを拠点に、自身の星空ツアー「Zen Stargazing」を運営しています。

Reikaさんはなぜ星を追い続け、ここまで来たのか。これまでの歩みを聞きました。

記事の最後には、Reikaさんの話を直接聞けるイベントのお知らせもあります。ぜひ最後までお読みください。

Q1. 幼い頃から、星空は身近な存在だったのでしょうか。

私は岩手の田舎で育ちました。

家の窓からは満天の星空が見えて、小さい頃から、ただ星空を見上げるのが好きでした。

嬉しい時も、辛い時も、気づけばいつも星空を見ていました。何かを考えるというより、ただ見上げながら静かに気持ちを整えていたように思います。

同時に、小さい頃から海外への憧れも強くありました。

星空を見ながら、

「いつかこの町から出ていくんだ」

と自然に思っていたのを覚えています。

中学生の頃から英語が好きになり、高校ではシドニーへの短期交換留学を経験しました。その頃は本気で「将来はオーストラリアに住む」と思っていました。

Q2. 自衛隊では、どのような経験をされましたか。

Q2

高校卒業後、夢の一つだった陸上自衛隊に入隊しました。

最初は高射特科部隊に所属し、演習や訓練に明け暮れる毎日でした。外で体を動かしながら、仲間と任務に向き合う生活は自分に合っていました。

そんな中、東日本大震災が発生しました。

発災後すぐに被災地へ向かいましたが、現地で見た光景は今でも忘れられません。自分の家族の安否も分からないまま、ただ使命感で動いていたように思います。

その後、英語教育を受ける機会をいただき、情報部隊へ転属しました。

翻訳や通訳、日米共同訓練、米海兵隊での研修などにも携わりました。

英語は得意な方だと思っていましたが、通訳として求められるレベルは全く別物でした。

「自分は全然話せないじゃないか」

と初めて思うほど壁にぶつかりました。

それでも、自衛隊で過ごした13年間は本当に濃い時間でしたし、今でも誇りに思っています。

Q3. 13年間勤めた自衛隊を離れ、海外へ向かった理由を教えてください。

実は入隊した頃から、

「30歳になったら自衛隊を辞めて、ワーキングホリデーに行く」

と決めていました。

経験を積む中で、自衛隊の中でできることにも少しずつ限界を感じるようになりました。

もちろん国防という仕事を否定したわけではありません。

ただ、「海外へ行きたい」という気持ちは、一度も消えていませんでした。

長期休暇のたびに一人で海外旅行をしていて、その旅先の一つがニュージーランドのテカポでした。

Q4. 初めてテカポを訪れた時、何を感じましたか。

Q4MtJohn

Q4TekapoChurch of the Good Shepherd

正直、その日の星空が特別すごかったとか、ツアーが特別だったということではありません。

ただ、テカポに恋した。

マウントジョンに立った時、本当にビビッときたんです。

“This is where I belong.”

“This is exactly what I want to be.”

「私はここに住む。ここで星空ガイドになる。」

理由も根拠もありませんでした。

でも、不思議なくらい確信がありました。

そして、

「あ、これだ。」

と思ったんです。

初めて「ワーホリで、この国でこれがしたい」と思えるものを見つけた瞬間でした。

Q5. 31歳で海外へ渡ってから、星空ガイドになるまでにはどんな道のりがありましたか。

Q5

自衛隊を退職し、まずはオーストラリアへ渡りました。

WWOOFでファーム生活をしたり、羊飼いやベビーシッターをしたり、いろいろな経験をしました。

でも、英語にはかなり打ちのめされました。

日本ではそれなりにできると思っていたのに、オージー英語が全然聞き取れない。何度も落ち込みました。

その後ニュージーランドへ渡り、ツーリズムの学校へ進学しました。

年齢は周りより一回り以上上。英語で授業についていきながら、週末はレストランでキッチンハンドとして働く生活でした。

人生で一番辛かったのは、この時かもしれません。

それでも、働きたい会社は最初から一つだけでした。

テカポの星空ツアー会社「Dark Sky Project(旧Earth & Sky)」です。

まずはカフェ・レストランスタッフとして入り、その後、念願だった星空ガイドになることができました。

Q6. 念願の星空ガイドになった後、コロナ禍が始まりました。どのように乗り越えたのでしょうか。

ガイドとしてスタートした矢先に、コロナが始まりました。

それでも、私はテカポを離れたくありませんでした。

ビザをつなぎながら、カフェでバリスタとして働き、星空ガイドに戻れるチャンスを待ち続けました。

そして、再びガイドとして戻ることができました。

大好きな仕事でした。

でも同時に、頑張りすぎてもいました。

「できることは全部やりたい。会社に貢献したい。もっと成長したい。」

そう思って走り続けた結果、気づけば心にも余裕がなくなり、星空への情熱さえ失いそうになっていました。

Q7. 星空への情熱を失いかけた時、何が原点に戻してくれたのでしょうか。

Q7

ツアーでお客様と一緒に星空を見上げている時だけは違いました。

お客様が感動している姿や、静かに夜空を見つめている姿を見るたびに、

「ああ、私はこれが好きだったんだ」

と思い出していました。

私は星空ガイドという仕事が好きだった。

でも、それ以上に星が好きだった。

「星が好き」という自分の原点だけは失いたくない。

その思いから、自分の働き方や、これからの生き方を見つめ直すようになりました。

その後会社を離れ、別のツアー会社で日本語ツアーの立ち上げや運営にも携わりました。

そこで改めて考えるようになったのが、

「自分が本当に届けたい星空体験は何なのか」

ということでした。

Q8. Zen Stargazingは、どのように生まれたのでしょうか。

Q8Starbthing

その頃、長年目指していたニュージーランドの永住権を取得しました。

テカポに住みたい。

星空ガイドになりたい。

ニュージーランドで暮らしたい。

長い間追いかけてきた夢が、気づけばほとんど叶っていました。

だからこそ、初めて、

「じゃあ私は、次に何をしたいんだろう。」

と立ち止まったんです。

そんな時、誕生日にもらった一冊の本に出会いました。

その本を読んだ瞬間、

「これだ。私が届けたい星空体験はこれだ」

と、それまで点だったものが一気につながったような感覚がありました。

自分の中にずっとあったものが、突然すっと形になったようでした。

その瞬間に、Zen Stargazingが生まれました。

ウェブサイトもツアー作りも全て手探りでしたが、独立から3か月でテカポでプレオープン。

その後、本拠地をトワイゼルへ移し、本格的にツアーをスタートしました。

Q9. 今、そしてこれから大切にしていきたいことは何ですか。

独立してもうすぐ1年になりますが、思うように予約が入らないこともたくさんあります。

「トワイゼルってどこですか?」

と言われることの方が多いかもしれません。

でも、ゼロから始める以上、認知されるまでに時間がかかることは分かっていました。

現在は星空ツアーを中心に、空港送迎やローカルエリアのシャトルサービスなども行っています。

テカポに恋して、テカポで星空ガイドになる。

以前はそれが私の絶対的なゴールでした。

でも今はトワイゼルで、自分自身の星空ツアーを届けています。

振り返ると、価値観は少しずつ変わってきました。

でも、自分の本質のようなものは案外変わらないのかもしれません。

小さい頃に窓から見上げていた星空は、今でも変わらず私の心の支えです。

星空は、忙しさの中で忘れかけていた**「今ここ」**を思い出させてくれます。

これからも、その感覚を大切にしながら歩いていきたいと思っています。

Reikaさんの話を、直接聞いてみませんか?

星を追いかけ、自衛隊から海外へ。

夢を叶え、その先で再び自分の進む道を見つけたReikaさん。

そんなReikaさんが、8月29日にクライストチャーチで開催される「勢い講演会」に登壇します。

講演テーマは、

「North Star ~人生の指針~」

Reikaさんのこれまでの選択や転機を通して、自分自身の「人生の指針」について考えるきっかけになる時間です。

進む方向に迷っている方や、これから何か新しい一歩を踏み出したい方は、ぜひ会場で直接その言葉を聞いてみてください。

勢い講演会 in クライストチャーチ

日時:2026年8月29日(土)10:00〜11:30 (終了後に懇親会あり)

会場:Fendalton Community Centre

参加費:公式LINE登録で無料 https://lin.ee/qvGrw6g

講演会の詳細はこちら

https://events.humanitix.com/ikioi-nz

Zen Stargazing

※本記事は2026年8月に取材したものです。肩書き・所属等は取材当時の情報です。

 

NZDAISUKI ACHIEVERS
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